レックレス(30周年記念盤 スーパー・デラックス・エディション)

ブライアン・アダムスの最高傑作アルバムである「レックレス」のスーパー・デラックス・エディションを購入した。

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開封前に84年のオリジナル盤と比較。で、でかい。置き場に困るなあ。

スーパー・デラックスを謳うだけあって、ディスク4枚組でお値段は\9,500+消費税=\10,260。amazon価格は\8,342だった。ちなみに、オリジナル盤は\3,800もした。そう、当時は洋楽のCDは高かったんだよね。

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Discの収録方法は2枚重ねになっていて、自分が嫌いなタイプ。2枚目を聴きたいときに、1枚目も外さないといけないなんて、何を考えてこんな構造にしたんだか理解に苦しむ。

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内箱の背表紙にはジャケ写の別テイクと思われる写真があった。この写真なら確かにブライアンだけど、オリジナルのジャケ写は「誰、これ?デヴィッド・ボウイ?」だよなあ。当時もそう思った。

それでは、この週末に一通り聴いたので、簡単にレビューしてみたい。

●Disc1 SHM-CD
 このDiscには最新2014年リマスターされたオリジナルの10曲に加えて、アルバムには収録されなかった7曲の未発表曲が収録されている。

注目のリマスター具合は、まあなんとか合格かな。音圧は確かに大きくなっているので、迫力は出た。84年盤とは比較にならない。ただ、各楽器の分離度はベストアルバム「アンソロジー」の方が上だった。「ワン・ナイト・ラヴ・アフェアー」と「ラン・トゥ・ユー」で比べてみたけど、明らかに「アンソロジー」の方がギターリフが前面に出ているし、ボーカルもクリア。

日本語に翻訳された別冊ライナーノーツを読んで初めて知ったんだけど、なんと「レックレス」のオリジナル・マスターテープはレコード会社が紛失してしまっているそうで、今回のリマスターはブライアンが持っていたアナログの保管用マスターからリマスタリングしたらしい。そういう背景もあって、今回のリマスターはどちらかというとアナログ風の柔らかい仕上がりなのかもしれない。

なお、マスターテープ紛失情報以外でも、ジム・ヴァランスとの対談(当時レックレスをどうやって作っていたかなど)も興味深かったし、それだけでも値段に釣られて輸入盤を買わなくて良かったと思った。

未発表曲については、確かに当時の雰囲気を持つ曲が多いけど、もし収録されていたらアルバムの印象がかなり変わった曲も多かった。基本、収録しなくて正解だったと思うが、唯一ブライアンも残念がっていたアルバムタイトルでもある「レックレス」は入っていてもなんら違和感のない出来だった。

●Disc2 SHM-CD
 このDiscには英ハマースミス・オデオンで1985年4月に行われた全曲未発表ライブ音源が収録されているが、一通り聴いてい見てこれが今まで未発表だった理由がわかった気がした。このライブ、かなり「観客のノリが悪い」ライブだった。

曲が終わると大きな拍手はあるけど、演奏中は静かなもの。ブライアンが必死に盛り上げようとしているけど、最後まで空回り。まあ、サビの部分を観客に歌わせようとするのはあまり好きじゃないけど、ここまで歌わないのも珍しいのでは? そして、ブライアンは諦めずに何度も何度も要求するから、空回り感が半端じゃない。聴いていてブライアンがちょっと可哀想になってしまった。時期的にはアメリカや日本では大ブレイクしているはずなのになあ。

●Disc3 Blu-ray Audio
 今回このお高いCDを買った理由の1つが、このDiscに収録されている5.1chミックス。サラウンドで聴くレックレスがどうなるのか、とても興味があった。

まず、STEREO MIXは聴いていないので除外する(Disc1で十分なので)。フォーマットとしては、PCM5.1chとDolbyTrueHD5.1chとDTS-HD MasterAudio5.1chがあるので、とりあえずDTSを選択して再生してみた。

すると、1曲目の「ワン・ナイト・ラヴ・アフェアー」でいきなりびっくり。冒頭のギターの音がかなり遅れてリアからも聞こえる。どうやら、楽器を各スピーカー(例えば、リードギターを右リア)に割り振るのではなく、残響音を派手にリアから流すミックスをしている模様。狭いスタジオで聴いている感じを出したい意図があるのかもしれない。

なかなか面白いミックスだけど、これは聴く位置がかなり限定される。左右均一ポジションで、前後もバランスを取る必要があったけど、そこで聴くとまるで音の壁が迫ってくるようだった。ありきたりな表現だけど、音のシャワーを浴びている感じ。

あと、音圧がかなり高いので、CDを聴いていたときよりも1.5dBほどAVアンプのボリュームを下げる必要があった。音圧マニア(?)は一聴の価値ありだ。ただ、PCM5.1chにすると何故か迫力がなくなってしまうのは、自分のAVシステムに何か不具合があるからかもしれない。

●Disc4 DVD
 帯の謳い文句によると、PV集「レックレス」が初DVD化らしい。MTVとかで流していた個別のPVではないやつってことだろうか。ざっと見てみたけど、所詮DVDだしあまり有り難がるものでもなかった。できればBlu-rayにして欲しかったな。たぶんもう見ない。


簡単に、と最初に書いた割には意外と長文になってしまった。最後に、このCDのお勧め度としては、☆☆☆といったところかな(5段階評価)。値段が高いこと、サイズがでかいこと、映像がDVD収録だったこと、などが主な減点要素。

個人的にはDisc1とDisc3のみのパターンがあればそれが一番よかったのだけど、 スーパー・デラックス・エディションではない2CD版は、Disc1とDisc2のセットなんだよなあ。詳細はこちらの公式サイトを参照して欲しい。


レックレス(30周年記念盤 スーパー・デラックス・エディション)(DVD+Blu-ray Audio付)(DVD付)
ユニバーサル ミュージック
2014-12-10
ブライアン・アダムス

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