タケカワユキヒデのCHRONICLE1&2+2を聴く

ふとしたことでタケカワユキヒデの新譜が今年の7月に発売されていたことがわかったので、早速amazonで購入。よく調べなかったので届くまで知らなかったが、オリジナルじゃなくてビートルズのカバー集だったのか。でもビートルマニアの自分にとっては逆にうれしいかも。

タケカワユキヒデがゴダイゴに在籍し、一瞬だけだが一世を風靡したことを知っているひとは自分と同じでもういい年齢だろう。当時小学校高学年~中学生だった自分にとって、彼らは邦楽と洋楽の橋渡しをしてくれたとても貴重で特別な存在だった。

そんなタケの新譜はどんな感じだろう、とamazonから送られてきた郵便物の封を切ってジャケットをみて驚いた。な、なんてセンスがないジャケットだろうw ユニオンジャックの真ん中にぽっちゃりしたタケの笑顔とゴシックフォントによる「タケカワユキヒデ」表記・・・。あやしげな海賊版と言われても信じてしまいそうな出来だ。

不安な気持ちを抑えつつ一曲目の「Baby It's You」から聴き始める。ん?んん!これはいい!! 基本的にはオリジナルに忠実で、少しだけタケこだわりのテイストが注入されている。このテイストについては、タケ本人による8ページ!にもわたるライナーノーツを読めば一目瞭然。ビートルマニア&ミュージシャンとしてのマニアぶりを遺憾なく発揮している。

これについてはどちらかというと音楽家としてのこだわりの方が強いくらいで、コーラスが9thだとかテンポがどうとかポールのベースが1音だけ間違っていたとか面白い話が多い。ただ、「A Hard Day's Night」のエンディングの演奏についてはあれっ?と思った。エンディングのギターアルペイジオをジョージがテクニックがなくて弾けず、テンポを落として弾いたエピソードは常識だと思っていたが、タケがそれを知らないとは。でも、知らずに結局同じ方法で実現したところが面白いともいえる。

タケはライナーノーツの中で「ビートルズの曲について、いろいろな(アーチストの)あらゆるアレンジを聴いたが、どれもいいと思うものがなかった(それほどオリジナルが素晴らしい)」と書いている。それでよく自分がカバーする気になったなあ、と思うがそれはまあ自信があるからなのだろう。

実際、ボーカルの迫力を除けばかなりいい出来だと思う。ここまでこだわって作ったビートルズカバー集はなかったのではないかと思えるくらいだ。ビートルズのプロデューサであったジョージ・マーティンによるカバー集「イン・マイ・ライフ」とこの「CHRONICLE1&2+2」は個人的お気に入りになりそうだ。ちなみに+2とはゴダイゴの「ガンダーラ」の英語版と日本語版リメイク。こっちは逆にボーカルはOKだが演奏はそこそこといった感じなのが面白い。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック