永遠の0(Blu-ray)

約半年ぶりにTSUTAYAでBlu-rayをレンタルした。借りたのは「永遠の0(ゼロ)」。原作は読んでいるけど、映画を見るのは今回が初めて。ということで、原作と映画の違いを中心に感想を述べておく。ネタバレありなので要注意。

個人的に不満、というか残念なところは以下の通り。

まず第一に、生き残った戦闘員へのインタビュー内容がかなりカットされている。実在した凄腕の撃墜王たちの話が全く出てこないので、主人公である宮部久蔵の立ち位置が今ひとつ不明瞭。

また、最も重要な証言者と思われる人(末期がんで入院している人)の描写が物足りない。話を聞きに来た宮部の孫たちをベッドの上で身をただして病室で出迎える姿勢とか、やんちゃな自分の孫が同席していないとか。

アメリカ海軍側の話が一切ないのもがっかり。戦後かなり経ってから、宮部に撃墜されたパイロットと宮部の部下だった男が会って話をするエピソードがあって、それが結構感動的だったのになあ。

宮部久蔵も、原作内では「背の高い男」となっていたのに、演じるのが岡田准一とはちょっと違うんじゃないの。原作を読んでいたときに思い浮かんだのは、故・古尾谷雅人の若いころだろうか。

悪かったところばかりではなんなので、よかったところもいくつか。

これをいっては身も蓋もないが、脳内想像ではなく映像で話を体験できたのが最大のメリット。あとは、演出的に過剰な悲壮感や美化された自己犠牲が描かれていなかったのがよかったかな。これは原作にも通じるところではある。空中戦などのアクションと人間ドラマのバランスもなかなか。

あとは、昔の日本映画のようにピントがぼけたような甘い映像じゃなかったのもいい。


いつも思うのだけれど、映画に原作があった場合、原作を先に読むべきか、あるいは事前情報(原作を含む)なしに映画を楽しむべきか。映画化決定前に原作を読んでいた場合は選択の余地がないけど、そうじゃない場合は映画を優先するのが自分のスタンス。原作がいい場合、その映画化でそれと同等以上の感動を得られることはほとんどないからなあ。

今回もどちらかというとそのタイプ。でも怒り狂うほどの出来でもなかったのも確か。原作はもっといいよ、なんていうとカチンと来るかもしれないけど、映画には映画の、原作には原作のいいところがあるから機会があれば原作も読んでみて欲しい。図書館で借りるのがコスト的にお勧め(笑)


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